上野駅
JR上野駅の現在の駅舎は昭和7年に建てられ、現在でも当時のままの姿を残している貴重な建造物なのですが、公園口や不忍口の利用客が多いせいか、駅舎については意外に知られていません。
東京駅のように、駅舎があることすら気づいていない利用客も多いのではないでしょうか。
実はこの建物を模した駅が、世界に3つあります。(正確には「ありました」)
ひとつは、中華人民共和国遼寧省にある大連駅。旧満鉄が建造した駅舎。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%80%A3%E9%A7%85#/media/File:Dalian_Railway_Station_2010.JPG
もうひとつは、現存しないのですが、サハリンにあったホルムスク南駅(旧樺太・真岡駅)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E5%B2%A1%E9%A7%85_(%E6%A8%BA%E5%A4%AA)#/media/File:%E7%9C%9F%E5%B2%A1%E9%A7%85.jpg
そしてもうひとつがJR北海道に現存する小樽駅です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E9%A7%85#/media/File:Otaru_Station_front2.jpg
自分はむかしからこの駅舎が好きで、ときどき何処かに行きたくなると観に行っていました。
上野駅のイメージもあるのでしょうが、どこか知らない遠くの町へ行けるような、旅の気分に浸れたからかもしれません。
それにしても、この建物と同じフォルムをした駅が世界に現在でもふたつも残っているなんて不思議です。
小樽駅は訪ねたことがありますが、さすがに大連の駅舎は見たことがありませんので、いつか行ってみたいと思います。