テレビを見てる人
現代のテレビ好き層の方々といいますか、現代のテレビ視聴者の大半の方々は、私たちの世代、つまり昭和40年代から50年代にかけてのテレビ黄金時代に子ども期~青年期を過ごした人々であり、当時から現在に至るまでもテレビ視聴者の中心であり、継続して視ているだけなのかもしれないと、ふと思いました。
当時はテレビマンガ全盛。(アニメなんて言葉なかった!)バラエティもドラマも大半が子どもや若者向けでした。いや、子どもや若者も含めて対象だった、というべきかもしれません。
やがて1990年頃を境に、テレビアニメや子供向け番組は急速に減少していきました。代わって、若者向けのバラエティや報道番組が多くなりました。やがて、その若者たちが結婚し、子どもが生まれる1990年代後半から2000.年代前半にかけて、子ども番組は日曜の朝に放送されるようになりました。
つまり、親や祖父母たちは「ささやかな休日」の「ささやかな睡眠時間」を確保するため、世話を焼かなくとも子どもや孫がアニメやヒーローものを楽しんでいられるように設定された、そういう需要もあって変化していったというのもあるのではないかと。
こうなってくると、現代のアニメ放送(子ども向け番組というべきかもしれませんが)は一体誰のためにあるのか、という話にもなります笑。
もちろん一番は視聴しているこどものためではあるにせよ、興味深いところです。
まとめますと、テレビ放送の対象というものは、黄金期から現代に至るまで、実はあるひとつの世代なのであり、継続している、という見方もあるように思えました。
やがて時代はネット中心になり、Youtube等で動画をたのしむ層が増えてきました。
生まれたときからネットのある世代にとって、テレビは昭和世代にとっての存在と明らかに異なるでしょう。
テレビは実は一握りの層をターゲットにしているものである?
もちろん現在でも幅広い層が見ているのでしょうし、これは一つの視方に過ぎないのですがぼくの仮定がちょっぴりでも合っていたりすると「昭和テレビ黄金世代」が消えゆく2050年頃にはテレビという文化は消滅しているかもしれない。
いや、形を変えて進化していくでしょう、というのが正しいのかもしれないな。