月の松

安藤広重さん、と子供の頃に習ったのですが、現在は、歌川広重さん、となっているのですね。
「東海道五十三次」等の秀作で知られる江戸時代の浮世絵画家・歌川広重先生のことです。

その歌川広重先生の作品のひとつに「月の松」という名作があります。

当時の江戸・上野不忍池の風景を描いた貴重な資料でもあります。

40年くらい前ですか、読売新聞の付録で歌川広重先生の作品のレプリカが配られたことがあったんですが、その付録でこの絵を当時観まして、子供ごころに「不思議な風景だなあ」なんて妙に心に残った記憶があります。

左側に描かれている、円を作っている松の木です。
この作品の中では、不忍池の端に描かれているのですが・・・・

 

 

実は、現在でも見られるということをつい最近知りました!

 

 

これは観に行かなくては、とようやく先日観てまいりました。
上野界隈はしょっちゅう出ているのに、うかつだった・・・。

 

ほんとだ!!!! あった!!!! 知らなかった!!!!

 

 

とはいうものの、本物は明治時代の台風で消失してしまったらしく、平成24年に復元されたものらしいです。
場所も当時の不忍池端ではなく、もう少し東叡山寛永寺清水観音堂の舞台下に近いところにあります。

本物ではないとはいえ、密かにこの松のファンが大勢いたんだなあ、ということが妙に嬉しいと思いました。

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