藤原マキさん、という名前を見てハッとした方はかなりの通ですね。
かつて唐十郎氏が率いた状況劇場の名作「腰巻お仙」の初代お仙を演じた女優さんです。
というより、つげ義春さんの奥さん、って言った方がわかりやすいかもしれませんね。
先日 雑誌「幻燈」を読んで驚いたのですが、最近お亡くなりになったことを知りました。
強いショックを受けました。
僕も含めたつげさんファンにとってマキさんはある意味 羨望の的でもありました。
「夏の想い出」「事件」「日の戯れ」等に登場するオカッパ頭の女性は僕にとっても憧れの的でした。
マキさんがいなくなってしまったかと思うとあの作品たちまで 泣いているような気がします。
ここに掲載させていただいたイラストは彼女の著書「私の絵日記」の表紙です。
謹んでご冥福をお祈りします。

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