昭和の裏歌姫・・森田童子
春の木漏れ日の中で君の優しさに
埋もれていた僕は
弱虫だったんだよネもう10年近く前になるでしょうか、TBSのドラマで「高校教師」というのが
高視聴率をとったことがありました。
そのテーマ曲「僕たちの失敗」を歌っていたのが
この森田童子さんです。
当時、この歌を歌っているのは誰なのか、という問い合わせが
ずいぶんあったそうです。
森田童子さんは今から20年以上前
一部のカルトに絶大な人気を誇っていた女性歌手です。
彼女の歌の魅力はなんといっても、その詩の中に隠された
高い文学性にあるといっても過言ではないでしょう。
優しく、妖しく、透明で、清らかな彼女の歌は
今聞いても魅力的であります。
しかし、ネジ式レコード、というサブタイトルのついた
アルバム「ウルフボーイ」を最後に彼女は表舞台から
去っていってしまったのでした。
今から18年ほど前のことです。
なんと、このLPの帯には、丸尾末広画伯の
ミドリちゃんまで書かれているのでした。
今は、普通の主婦をしているのだ、ということですが
彼女の歌う姿を、も一度観てみたい物だな、と
切に願う、僕であります。
CDで再発されている筈ですので是非みなさんも
聞いてみて下さい。
**Discography**
「Good bye」
輝ける森田童子デビューアルバム。
最初観たのは、大塚駅前(だったと思う)のテント・ライブ
の宣伝用ポスターでした。
僕は男の人だとばかり思ってました、当時。
「マザー・スカイ」
〜君は悲しみの青い空を一人で飛べるか〜
凄いサブタイトルのセカンドアルバムです。
ヒット曲「僕たちの失敗」収録。
でも個人的には「男のくせに泣いてくれた」が好きです。
「a boy」
初期の森田童子の世界を決定づけたサードアルバム。
ここまで来ると、もはや曲、というより
BGM上の詩の朗読、の感があります。
少女椿の森田童子版「セルロイドの少女」収録。
B面(死語だね)の
「僕が君の思い出になってあげよう」は衝撃的作品。
「東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤」
当時の雰囲気を知る上で貴重な手がかりとなる唯一のライブ盤。
曲もさることながら途中に入るMCが強烈。
これはもはやしゃべりではなく、
文学の境地に至っています。
僕は当時これを聞いて泣いてしまいました(笑)
「夜想曲」
森田童子の世界はこのアルバムで完成されたといえるでしょう。
シュールレアリスムの世界を取り入れ始めた
彼女の歌は、より崇高な世界へ到達したようでした。
彼女の代表作「ラストワルツ」収録。
「サナトリウム」も名作。
「ラストワルツ」
前作「夜想曲」に収録された「ラストワルツ」のリテイク収録。
でも僕は夜想曲盤の方が好きです。
「みんな夢でありました」がいいかな。
「狼少年(ウルフボーイ)」
彼女の活動に終止符をうったラストアルバム。
「狼少年」は「地平線」のカヴァーです。
森田童子の優しさが痛いほど伝わってきます。
ラストに収録された「球根栽培の歌」は
彼女の結論なのでしょう。
終末を予期した戦慄さえ覚える作品です。
トキワ荘で収録、ってかいてあるけど
あのトキワ荘か!?
以上です。
うーむ、ここまで書いたらカヴァーライブ
やりたくなってきた。
誰か、僕と一緒にライブやらない?